大阪クラシックとは

2006年から開催している初秋の大阪を彩るクラシックの祭典で、大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者・大植英次氏の発案により、大阪のメインストリートである御堂筋と水の都大阪を象徴する中之島エリアを中心に、オフィスビルのロビーやカフェ、ホテルなどを主な会場として1週間にわたり開催するイベントとしてスタートしました。

2022年までの17年間で1,257公演、78万人を超えるお客様にご鑑賞いただきました。
大半が無料公演のため、普段クラシック音楽に触れる機会が少ない方々でも気軽にお楽しみいただける催しとして定着しています。

18年目の今年は約4年ぶりに従来の大阪クラシックのスタイルを取り戻した開催を予定しており、大阪クラシックの醍醐味でもある“誰でも気軽にクラシック音楽を楽しむ”を目的に大阪の街に音楽があふれる1週間をお届けします。

大阪クラシック参加団体
大阪フィルハーモニー交響楽団
1947年「関西交響楽団」という名称で創立し、1960年「大阪フィルハーモニー交響楽団」へと改称。昨年創立75周年を迎えた関西で最も長い歴史を持つオーケストラ。創立から2001年までの55年に亘り朝比奈隆が音楽総監督・常任指揮者を務め、第2代音楽監督・大植英次、首席指揮者・井上道義の後を受け、2018年4月から尾高忠明が第3代音楽監督に就任。以来、ベートーヴェンやブラームス、メンデルスゾーンの交響曲全曲演奏会シリーズなど意欲的なプログラムに取り組み、各方面から高い評価を受けている。現在、本拠地のフェスティバルホールでの定期演奏会(年10回・20公演)を中心に、全国各地で様々な演奏活動を展開している。
関西フィルハーモニー管弦楽団
1970年発足。世界的ヴァイオリニストでもあるA.デュメイ音楽監督のもと、首席指揮者・藤岡幸夫、首席客演指揮者の鈴木優人とともに新たな挑戦を続けています。故飯守泰次郎(2023年8月没)は2001年より常任指揮者、2011年より桂冠名誉指揮者を務めた。2020年、楽団創立50周年を迎えました。BSテレ東にて毎週土曜朝8時半・音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」に出演中!
大阪交響楽団
                       
1980年「大阪シンフォニカ-」として創立。創設者である、永久名誉楽団代表・敷島博子が『聴くものも、演奏するものも満足できる音楽を!』を提唱。いつも聴衆を“熱く”感動させるその演奏は、「魂の叫び」「情熱の音」と評されている。2001年1月に、楽団名を「大阪シンフォニカ-交響楽団」に、2010年4月「大阪交響楽団」に改称した。2022年4月、新指揮者体制として、山下一史(常任指揮者)、柴田真郁(ミュージックパートナー)、髙橋直史(首席客演指揮者)の3名が就任、さらなる楽団の飛躍が期待されている。2006年4月、大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長CEO(当時)樋口武男氏が運営理事長を経て、2018年11月公益社団法人大阪交響楽団理事長に就任。2020年10月に大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長/CEO芳井敬一氏に理事長をバトンタッチした。
日本センチュリー交響楽団
                       
1989年に活動を開始し、2019年に楽団創立30周年を迎えた大阪府・豊中市を拠点とするオーケストラ。現在、飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザー、久石譲が首席客演指揮者を務める。ザ・シンフォニーホールで開催するシンフォニー定期演奏会、ハイドンの交響曲全曲演奏・録音プロジェクト「ハイドンマラソン」に加えて、豊中市立文化芸術センターでの名曲シリーズを展開する。2度にわたり大阪府文化祭奨励賞を受賞する(2015年度、2018年度)など、その高水準な演奏は高い評価を得ている。オーケストラ体感コンサート「タッチ・ジ・オーケストラ」、ユースオーケストラの運営といった教育プログラム、「豊中まちなかクラシック」(豊中市)、「ルシオール街かどコンサート」(滋賀県守山市)等の地域連携事業にも力を入れている。「優れた演奏により地域の力を発信する」「オーケストラによる感動と癒しを提供する」「優れた才能を発掘し次世代の育成に寄与する」「国際相互理解や平和に積極的に貢献する」の4つの理念をもとに、本拠地・豊中から日本中へ多くの人々の心に明るい夢が広がることを願い、活動している。
Osaka Shion Wind Orchestra
1923年(大正12年)に誕生以来『Shion(しおん)』の愛称で親しまれている日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団。2014年大阪市直営より民営化2015年に「大阪市音楽団」より「Osaka Shion Wind Orchestra」と改称。クラシックからポピュラーまで多彩なコンサートを展開し、演奏会をはじめ音楽鑑賞会、吹奏楽講習会、CD録音、テレビ出演など、幅広い活動を通じて音楽文化の向上と発展のために力を注いでいる。これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞、なにわ大賞を受賞。現在、音楽監督に宮川彬良、芸術顧問に秋山和慶が就任。  
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